えお

もう我慢するのがしんどくなりすぎて、しんどいですよ、ちょっと、というサインを出すのも既に手遅れの頃になっていて、けっきょく相手はそれを理解しきれず、時は進み、気が付いた時には、"いま"のわたしにとって、その相手は"かこのわたしが恋していた人"になっているのだ。いま、その相手にとって、わたしが恋人だとしても。


でもその過去は確かに、わたしの中にあって、わたしの構成要素となっている。

だから、何度だってあの瞬間の会話を反芻するし、それが積み重なってのわたしなのだな、と思う。