なんでか泣きそうになる、が一番いい

尾崎さんの新作「母影」がおもしろかった。声に出して読みたくなる。文章なのに五感に伝わって、いつのまにか風まで感じてしまった。

幼稚園くらいの頃、なにもない宙を見て、ぼーっとする演技にハマってた。「なにか感じるんだね…子どもは…」と、大人たちが不思議そうに、なぜか感心しているのが、うれしかった。名付けているつもりが、名付けさせられているよ。名付けられることが嫌いだった。書けないけど読めること、いまだにたくさんある。

母影

母影

 

 

あんまり情緒的な文章になると、文章が上手い人でないとムカつくブログが生み出されそうな気がする。ので、あくまでも、淡々と、書いていこうと思う。

好きな人に「ブログにあなたのことを書いていますよ、ほのかに」と教えたら「みらんちゃんに書かれるなんて光栄だ、名前まで書いちゃっていいのに」と言われた。

さすがに、フルネームを書くのは変だろ。でもわたしは、フルネームを晒している。フルネームを晒すことは当たり前で、周りにも勧められたからだ。おかしくないか。匿名の人と話すことがほとんどだから、いつも自分だけなんか恥ずかしいよ。

 

 

〜お引越し情報〜

お仕事忙しいし、いいのがないので、今月中に好きな人の家に引っ越すことにした。

お引越しじゃ〜。

「早いかな?」ってお互いに言い合っているけど、それくらい好きだってことだからいいんじゃない、という結論に至った。

 

好きな人は、自分のためじゃなくて、私っていう他人のために優しくしてくれるから好きだ。私の好きなブロッコリーを茹でてくれたり、トマトを切ってくれたり、最近ハマってる氷結レモン無糖7%をストックしてくれたりする。私がしんどいときは、家に来てくれる。私に興味があって、私のために優しくしたいから、してくれてる。わからないけどわかろうとするの、好きってことだと思ってる。

 

 

直接交わらない周りのことなんて心底どうでもいいなあと思う。でも、交わってたら、蔑ろにしないようにがんばりたい。頑張りたいけど頑張れない日もあるが。

 

観たい映画たくさんあって、早く観たいけど今の番組が終わるまでは観られない。

春は楽しいことがたくさんある。

 

 

この前「大浦さんに春は来ましたか?」と聞かれた。春風のようなものは何度も感じたことがあるけれど、実際に春が来た、と思ったことは一度もない。

そういう質問をくれる人のことが、とても好きだ。